腰椎すべり症・腰椎分離症
- 腰がくだけそうに痛い
- 階段の上り下りで股関節が痛む
- 体のあちこちがピリピリと痛み、横になることが多くなった
- 痛みで歩くことができなくなり、趣味の時間がもてなくなって辛い
- 立ってられないほど足腰が痛む
- 腰をうしろに反らすと痛みが強くなる
- 足のしびれや重だるさで、長い時間歩けない
腰椎すべり症・腰椎分離症とは
背骨を構成している椎骨の後ろの突起の部分(棘突起)が離れてしまっている状態を「脊椎分離症」と言い、中でも腰の骨の棘突起が離れてしまっている状態を「腰椎分離症」と言います。
「腰椎すべり症」とは、腰の骨(腰椎)がすべって前方へずれてしまっている状態を言います。
「腰椎すべり症」には棘突起の分離によって起こるものと、椎骨の間にある椎間板の変性によって起こるものとがあります。
ところが、近年の研究ではこれらの椎間板の変性が痛みの原因ではないことがわかってきています。
この研究結果を見てわかるように、椎間板変性があっても痛みやしびれのない例が7割を超えています。
つまり、「腰椎すべり症・脊椎分離症」と診断を受けたとしても、それが今出ている痛みやしびれの原因ではない可能性があるということです。
体のバランスから考えられる原因
腰椎すべり症または脊椎分離症と診断され病院で治療を受けても改善しない場合、下記のように体のバランスに問題があります。
① 身体バランスの乱れ
頭から出た神経は首から背骨を通して全身の筋肉へとつながっています。
姿勢が崩れると、神経が圧迫され、その先にある手足や体幹の筋肉がうまく働かなくなり、結果として骨盤が上半身を支えるだけの力が発揮できなくなってしまいます。
すると、腰やお腹回りの緊張が高くなり、腰にストレスがかかって痛みやしびれが起きていると考えられます。
② 日常生活での体の使い方
普段の過ごし方にも腰痛の原因が隠れています。
例えば、骨盤を傾けて座ったり、立ち姿勢で片足だけに体重をかけていたり、ペタペタ歩くことなどにより、骨盤から頭にかけて、身体バランスは大きく崩れてしまいます。
なかなか腰痛が改善されない背景には普段の身体の使い方が大きく影響しています。
当院での施術はこの2つの体のバランスの乱れに着目し、しっかりと解決していきます。
ご自分でも取り組める改善方法
ここでは、体のバランスが原因の場合の対処方法をご紹介します。
① 骨盤バランスの改善方法
まずイスに腰掛けます。
お尻を背もたれにしっかりとくっつけてみてください。
そして両膝を閉じてみてください。
その時、あなたの膝は左右どちらかの膝が前に出ていませんか?
もし膝の位置が揃っていないようでしたら、骨盤が歪んでいる証拠です。
イスに座る時は
①お尻を背もたれにつけて奥までしっかり座る
②膝を閉じてから、左右の膝の位置を揃えて座る
③左右のつま先を揃える
④左右に体を揺らしてみて、左右のお尻に均等に圧がかかるところを探して、その場所を維持する。
以上4つを意識するだけで、骨盤バランスはかなり改善されます。
② 腰椎バランスの改善方法
すべり症や分離症の場合、腰を反らせると腰痛が強くなる傾向があります。
腹部周囲の緊張が高く、骨盤が前方に傾き、腰椎のカーブが強くなることにより、周囲の筋肉に負担がかかって痛みが出ます。
ですので、お腹の筋肉を緩める運動が効果的です。
①立った状態で両手を指先が下を向くようにして下腹部(恥骨の上あたり)に置いてください。
②前を向きながら両指先で恥骨の上あたりを押さえながら、痛みのない範囲で左右交互に膝をあげます。
③ポイントは、なるべく背筋を伸ばしながら胸に膝を寄せるようにしてあげることです。
以上の動作を行うことでお腹の緊張がゆるんで骨盤の位置が整い、腰椎が自然のカーブを描くようになっていきます。
10回1セット(無理のない範囲で)を朝、晩、もしくは腰痛が気になった時に行ってみてください。
腰にかかる負担が減り、痛みやしびれが改善されていきます。
腰痛から解放された方からは
- うそみたいに腰が軽くなった
- 今までどれだけ無理をしていたかわかった
- 階段の上り下りができるようになって、気軽に遠くまで外出できるようになった
- 痛みから解放されて、趣味の時間がもてるようになった
- 足のしびれや重だるさがなくなり、長い時間歩けるようになった
- 台所に長い時間立っていられるようになったので、凝った料理が作れるようになった
- マッサージや病院に通わなくて済むようになり、時間を有意義に使えるようになった
以上のような声が寄せられています。ご自身で改善が難しい場合には、ご相談ください。
身体を根本から変えて、腰椎すべり症・腰椎分離症の痛みやしびれから解放された生活を満喫しましょう。